施術の練習
受講中は、なるべく多くの人に、そのとき習ったところまでの全ての施術を、納得がいくまで何回も練習し、良い感想も、悪い感想も聞いて、分からないところは早めに質問してください。
練習は大変ですが、受講中の施術の練習量と、練習相手からの多くの感想が、自分自身の習熟度と、修了後の力となります。修了後に練習不足で困るよりは、受講中に大変でも何とかして練習を重ねて、疑問点を無くしておいてください。
総復習
12回目と13回目の講習は「総復習」です。講習した全施術手順の確認を、2回に分けて行います。実際の お客様を施術している気持ちで、行ってください。
実習
総復習の後、「3人の お客様を各6回 実習」します。お客様の感想と、自分自身の感想を、実習用紙(受付票など)に各回 記入してください。実習も、料金をいただく実際のお客様を施術している気持ちで、各回 全施術手順を行ってください。
実習用紙(受付票など)には、3人を各6回の記入で構いませんが、それは最低限の全施術手順の実習回数なので、実際の お客様を施術しても大丈夫、料金をいただけるという自信がつくまで、実習用紙(受付票など)に記入する以外の練習も何度も行ってください。
この実習が、今後とても大切になります。 施術は、やればやるほど新しい発見や進展があり、自信がつきます。実習用紙(受付票など)に記入し、納得いくまで施術して自信がついたら、14回目に行う「修了試験」の日時を予約してください。
受講中の練習や実習をがんばって、実力あるセラピストを目指してください。
整体師 修了試験
14回目の講習は「整体師 修了試験」です。修了試験も、施術の確認のため明るい部屋で行います。料金をいただく実際の お客様に行うように施術してください。
相手にも、自分自身にも、危険や無理の無い施術をしてください。試験中に、相手や自分自身に危険や無理を感じたら、その旨(むね)を説明し、その手技の、やり方や力加減や力の方向を変えたり、または その手技を抜かして施術を行ってください。
上記のように必要な場合以外は、できるだけ講習した手技を抜かさないように行ってください。各手技の順番や回数が変わったり、自分で工夫や考案した手技が入っても構いません。
試験の途中で「間違い」や「抜かしたところ」などに気づいたら、その旨(むね)を説明し、間違えたり抜かしたりした手技を やり直した後、気づいた所から次に進んでください。
施術の流れに影響が出る「間違い・抜け・途中で止る」などが無いようにしてください。
手数(てかず)は少なくても、相手に合わせて心地よく効くように、一回一回の手技を丁寧(ていねい)に、落ち着いて行ない、あわてて荒くなったり雑にならないようにしてください。
試験中に、施術と無関係な発言や行動をしないでください。練習や実習や、修了後の実際の施術では、自分の判断で、お客様と会話をしながら施術しても構いません。
施術の終了後
全施術が終了したら「お疲れ様でした」 「ゆっくり立ち上がってください」と声を掛け、相手が立ち上がったら「どうですか?」などと声をかけ、施術の感想を聞きます。
膝や股関節の屈伸、腰や肩や腕など、気になっている所の動きを、確かめてもらいます。
修了試験の後、質疑応答などを行います。記入した「実習用紙(受付票など)」を忘れずに持ってきてください。
最後の講習
いままで注意を受けた所などを含めて練習を し直して、施術を確実なものにしてきてください。
15回目の講習で、施術の確認や質疑応答を行います。
静岡県富士市 なかつかヒーリングスクール 中司和正・まゆみ
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