施術の練習
受講中は、なるべく多くの人に、そのとき習ったところまでの全ての施術を、納得がいくまで何回も練習し、良い感想も、悪い感想も聞いて、分からないところは早めに質問してください。
練習は大変ですが、受講中の施術の練習量と、練習相手からの多くの感想が、自分自身の習熟度と、修了後の力となります。
修了後に練習不足で困るよりは、受講中に大変でも何とかして練習を重ねて、疑問点を無くしておいてください。ウェットティッシュやクリームやパウダーを、いつも持ち歩いていると、練習に便利です。
総復習
総復習の施術術時間は、1時間 前後としてください。
10回目の講習が「総復習」です。中司まゆみ がフルルーティーン(全施術手順)の施術を受け、確認します。実際の お客様を施術している気持ちで、行ってください。
実習
総復習の終了後、「3人の お客様を各6回 実習」します。お客様の感想と、自分自身の感想を、実習用紙(受付票など)に各回 記入してください。実習も、料金をいただく実際のお客様を施術している気持ちで、各回フルルーティーンを行ってください。
実習用紙(受付票など)には、3人を各6回の記入で構いませんが、それは最低限のフルルーティーン実習回数なので、実際の お客様を施術しても大丈夫、料金をいただける、という自信がつくまで、実習用紙(受付票など)に記入する以外の施術も何度も行ってください。
この実習が、今後とても大切になります。施術は、やればやるほど新しい発見や進展があり、自信がつきます。実習用紙(受付票など)に記入し、納得いくまで施術して自信がついたら、11回目に行う「修了試験」の日時を予約してください。修了試験のとき、記入した「実習用紙(受付票など)」を、忘れずに持ってきてください。
受講中の練習や実習をがんばって、実力あるセラピストを目指してください。
リフレクソロジスト修了試験
修了試験の施術時間も、1時間 前後としてください。
11回目の講習が「リフレクソロジスト修了試験」です。修了試験は、中司和正が施術を受け、中司まゆみ が施術のやり方を見て確認する形で行います。
修了試験は、施術の確認のため明るい部屋で行いますが、実際の お客様に行うように施術してください。
試験での施術手順
「靴下を脱いでベッドに上がってください」と声かけ、お客様がベッドに上がったら、自分の両手で足を置く位置を示して、「ここに足を置いて仰向けになってください」と声をかけ、仰向けになってもらいます。
次に、「枕の位置を合わせてください」と声をかけ、お客様自身で枕の位置を調整してもらいます。
「タオルを掛けます」と声をかけ、足にタオルを掛け、さらに必要に応じてタオルケットや毛布を、お客様の全身に掛けます。
「ズボンを上げます」と声をかけ、相手のズボンをヒザ下まで上げ(ハーフパンツの場合は不要)、「足を拭きます」と声をかけ、相手の足をホットタオルで拭きます。
「フットクリームを付けます」と声をかけ、自分の手のひらにフットクリームを付け、相手の足裏・趾(足指)・足の甲・脛(すね)・脹脛(ふくらがぎ)に、クリームを塗布(とふ)します。相手の足に掛けたタオルを必要に応じて外しながら行います。施術者が施術しやすい位置に、相手の足を再度、動かします。
相手の左足にバスタオルを掛けます。「始めます」と声をかけ、右足から施術を行います。フルルーティーン(全施術手順)を、滞り(とどこおり)無く、流れるように行ってください。
施術の流れに影響が出る「間違い・抜け・途中で止る」が、無いようにしてください。
丁寧(ていねい)で、お客様がリラックスするトリートメント(施術 せじゅつ)を、心がけてください。
施術と無関係な声や発言や行動をしないでください。
試験の途中で「間違い」や「抜かしたところ」などに気づいたら、「その旨(むね)を説明し」間違えたり抜かしたりした手技を「やり直した後で」再び気づいた所から、次に進んでください。
「クリスタル(crystal)やデポジット(deposit)対応の施術」や「追加の手技」は、時間や気持ちに余裕があったら行ってください。
仕上げのリラクゼーションが終わったら「中司(なかつか)さん」と相手の名前を呼んで、相手の返事を待ってから、「深呼吸を3回して終わりになります」と声をかけます。
両足裏のソーラープレクサスに両母指を置き、相手の呼吸に合わせて、押しながら「吸(す)って」と声をかけ、離しながら「吐(は)いて」と声をかけて、ゆっくりと深呼吸をしてもらいます。
施術の終了後
全施術が終了したら「ズボンを戻します」と声を掛け、相手のズボンを元に戻し、タオルや毛布を掛け直します。
「手を洗って来ますので、そのままで お待ちください」と声をかけ退室し、自分の手を洗って来ます。
入室し「お待たせしました」 「タオルケット(毛布)を取ります」と声をかけて、タオルケット(毛布)を外します。
「ゆっくり起き上がってベッドから降りてください」と声をかけ、ベッドから安全に降りるのを補助します。
「こちらの椅子(イス)に座って靴下を履(は)いてください」と声を掛け、椅子に誘導します。
靴下をはき終え落ち着いたら、「どうですか?」などと声を掛け、施術の感想を聞きます。
修了試験の後、質疑応答などを行います。記入した「実習用紙(受付票など)」を、忘れずに持ってきてください。
「修了のアンケート用紙」を渡しますので、記入して次回の12回目の講習時に持ってきてください。
最後(12回目)の講習
「12回目の講習」までに「いままで注意を受けた所」などを含めて、練習をし直し施術を確実なものとし、かつ「40分前後のフルルーティーン」を身に付けてきてください。
12回目の講習で、中司まゆみ が施術を受け、確認します。その他の質疑応答や施術の確認なども行います。
「40分前後のフルルーティーン」は、他の施術(セラピーやトリートメント)との組合せや、短時間での施術などの対応に必要です。
静岡県富士市 なかつかヒーリングスクール 中司まゆみ・和正
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