リフレクソロジーは足や手に対する反射区療法です。足裏や掌(しょう・手のひら)などの各部を、様々な手法で押圧することにより、その刺激が全身の各部位に伝わり、良好で安定な状態に導かれるという、経験や研究により考案されました。
足裏や手のひらの様々な場所から、全身に働きかけが生じるという理論を元に、足や手の反射区(全身の各部位につながっている)を、独特な手技で押圧など刺激していきます。
私たちのスクールで講習している英国式(欧米式)リフレクソロジーの他に、台湾式・ドイツ式・中国式・タイ式などがあり、手技や施術の手順が違いますが、反射区の場所はほぼ同じです。
反射区といわず、ツボと称する場合もありますが、足ツボは東洋医学の経穴けいけつ・経絡けいらくのツボとは異なります。また反射区とも経穴経絡とも違う理論を用いる療法もあります。
1回目は導入のリラクゼーションを講習しました。導入のリラクゼーションは12の手法(手順)があります。
11番目の反射区トリートメント(横隔膜ラインの反射区押圧)では、キャタピラーウォーク(Caterpillar Walk いも虫歩き)の中の「サムウォーク(Thumb Walk 親指歩き)」という、英国式リフレクソロジー特有の手技を学びました。
2回目の講習以降は、各反射区をサムウォークに加えて、フィンガーウォーク(Finger Walk 指歩き)など、他のキャタピラーウォークで刺激しながら施術する手技を学びました。
キャタピラーウォークは細か過ぎないように注意し、一つ一つ押すことを意識して、指の腹(はら)を使って一本の線を描くことをイメージし、一定のリズムを保って行えるように練習してください。
2回目の講習から、身体の各部位の解剖知識と対応しながら、足裏の各反射区の手技を少しずつ学んでいます。
親指の脳の反射区、2指から5指までの副鼻腔・頭部神経・歯・頸部(けいぶ)リンパ・頭部リンパ・目・耳・耳管・三半規管・肩の反射区の位置と、その押圧の手技を学びました。
人の体を押圧していく手技は、その効果が分かりにくく、特にリフレクソロジーは足や手だけへの施術で、相手の気になるところを直接に押圧するわけではないので、より間接的で効き目が分かりにくいと思います。
施術者は左手や左指も右と同じように使うので、右手と左手を同じくらいの加減で施術する練習も必要です。他にも慣れないうちは、練習相手から良い感想が得られず、自分もうまくできないことが多いと思います。
何度も練習して、自分の手と相手の心身のつながりが、だんだん組み合わさっていくことを、体で感じ体得してください。とにかく何回も繰り返し練習することが大事です。
自分自身の足や手や腕などでも練習できるので、押す方の感じと押される方の感じを研究してみてください。
静岡県富士市 なかつかヒーリングスクール 中司まゆみ・和正
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