1回目は、リフレクソロジーの歴史や効果などの理論について、テキストの読み合わせを行い、その後の実技講習では、リラクゼーションテクニック(Relaxation Technique)を12工程(ルーティーン)学びました。
まず、エフルラージュ(Effleurage 軽擦 けいさつ)から始まり、最後もう一度エフルラージュで終わります。軽く擦る手技はリフレクソロジー以外の手技療法(Manual Therapy)での「一般的な基礎」です。
リラクゼーションテクニックは、右足と左足とも同じ工程で行います。丁寧に施術すると両足で20分くらいの時間になり、ストレス疲れ過緊張の緩和・心身の癒やしの効果が期待できる技術です。
英国式(欧米式)のリフレクソロジーは、反射区トリートメント(Treatment of Reflex Zone)の技法に、特徴があります。
キャタピラーウォーク(Caterpillar Walk いもむし歩き)という手法が一番の特徴で、施術者の母指(ぼし・親指)で行うサムウォーク(Thumb Walk)と、示指(じし・人差し指)など母指以外の指を使うフィンガーウォーク( Finger Walk)があります。
キャタピラーウォークは、一つ一つ押すことを意識しながら、指の腹を使って一本の線を流れるように描き、それをイメージしながら、一定のリズムを保って施術していきます。
最初は思うようにできませんが、練習を受けてくれる相手を探し、ときには自分自身の手のひらや腕なども使って、何回も幾度も練習を重ねてください。とにかく、多くの練習が一番大切です。
一つ一つ、一定のリズム、線を描き流れるように、イメージ、これらが手技療法の施術者の「感覚の基本」です。これらは実技・実践を重ねることによってのみ、身に付きます。
何回も練習を重ねていると、この感覚が自分の中で少しずつ磨かれ、自分の手や指と相手の体が組み合わさる感覚が体得され、適度で心地よい圧(あつ)が入る技術が身に付いていきます。
2回目の講習から以降は、反射区とその施術方法を一つ一つ学び、9回目までで全施術手順(フル・ルーティーン)を習得します。毎回の講習で覚えたところの復習を何度も行い、次の回の講習につなげ、少しずつ技術とそれに伴う知識を身に付けていってください。
順調に講習が進めば、10回目は一次修了試験の予定です。その後は、さらに実習を充分に行い自信がついたら、11回目が二次修了試験の予定です。12回目に無事に認定証を授与できるように、最後まで復習と練習を、がんばってください。
静岡県富士市 なかつかヒーリングスクール 中司まゆみ・和正
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