遠方から電車での通学でしたが、前もって洋品店のお客様などに受講のことを伝えてあったので、良い意味でのプレッシャーとなり、やりがいがあったと思います。これからは小売業に加えて、リフレクソロジストやセラピストとしても、仕事の幅を広げていってください。これまでのお仕事や生活に加えて、リフレクソロジーを通しても自分を役立てることができます。いろいろな場所で気軽に施術をして、少しでも喜んでいただけることから始めて、技術を磨き知識を広げ感覚を育てていってください。
リフレクソロジーを含めた手技療法は、相手がどう感じているか分かりにくいことがあります。最初は相手に感想や意見を何でも言ってくれるように頼み、自分からも聞いて、自分の手の感覚と相手の反応や状況を組み合わせていってください。リフレクソロジーで相手の足や手に施術していくと、足だけでもその感触や相手の反応などから、色々な感覚的な理解や交流が生まれます。親しみを感じながらも、丁寧な対応をして、癒やしやヒーリングの感覚を養っていってください。
相手の反応や効果などが分からなくなったり、色々な感情なども動いてきて混乱することもありますが、とにかく何度も施術をして一つ一つ経験を積んでいくうちに、うまくいかないことも含めて、技術と知識と感覚と相手の状況や効果が結びついてきます。リフレクソロジストやセラピストとしての実力は、実際に施術を行い感じて考えて工夫して、さまざまな困難を通り抜けるなかで培われていきます。一人でも二人でも喜んでくれた経験から、またうまくいかなかった経験からも、勉強し広げていってください。
施術はマンツーマンですが、この仕事をしていると健康や美容・人間や生命などに、より興味が湧いてきますので、体操を学び教えるようなことからも、グループでのセラピーもできます。施術も含めて人のつながりの手助けになれば良いと思います。実習の記録を見させていただきました。見たり話したりしたときの相手の感じ(望診・視診・問診)、足を触った感触から感じる相手の状況(触診)、相手の感想や反応から施術方法を変えていくやり方など、うまくできています。いままでのお仕事や生活での経験も活きているんだと思います。自信を持って続けてください。
ただ触れるだけでもタッチセラピーとして、相手にも自分にも癒やしの効果が出てきます。これからはセラピストとして手技療法家として触れていき熟練していってください。施術前後や施術中の会話は、ときとして会話自体が施術の一つとなったり、内容だけでなく相手の話し方や体や足の動きなども、施術の参考になります。会話をうまく施術に取り入れていくことも訓練の一つです。
足だけでも、または足だけだからこそ、感じたり理解できることがあります。それに会話などが加われば、さらに理解が深まります。反射区の知識や心身の知識と共に自分が感じたことも、伝えられる範囲でなるべく肯定的に相手に伝えてください。感覚がより豊かに磨かれてくると、混乱したり疲れて苦しいこともありますが、いろいろな面で役に立ってきますので、少しずつがんばってください。これからも、よろしくお願いいたします。
静岡県富士市なかつかヒーリングスクール 中司まゆみ/和正
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