リフレクソロジーなどの手技療法は、ヒーリング効果(心身の癒やし・自然治癒力の回復)により、不自然な疲れやストレスなどによる不調を解消していくセラピー(療法)のサービス(提供)の一つです。リフレクソロジーでは、各反射区を押し進めるときの心地よく効く刺激感覚などにより、生体物質(体内物質・脳内物質)や血液・リンパ液など体液の循環や、脳・神経など心身のバランスが安定に導かれていきます。
リフレクソロジーやヘッドスパやチェアマッサージは、気軽に施術できるので、美容や福祉介護やイベントなどの現場でも行われることも多いです。気軽ですが、セラピーなので良い結果が起きないかという期待も大きいです。お客様からの期待があるということは嬉しいことですが、期待を裏切ってしまったら困るというプレッシャーにもなると思います。何の仕事でも同じだと思いますが、まずは安全・安心が大事です。
お客様の体に触れて声を掛けながら施術するので、手を暖かく保ち、ツメを短めに切って、ゆったりとした気持ちや態度で、お客様にハッキリと快く聴こえるように話します。適切な対応ができるように工夫して、施術を受ける環境も居心地よくなるようにします。そして、お客様が施術を必要とするような、満足感や効果を出せるようにしていきます。
手技療法などのセラピーは、物を扱ったり髪を切ったり色や形を整えたりする仕事と違い、お客様がどう感じているか・どのような効果が出るのか施術者に分かりにくいです。不思議な感じがする面もあるので、お客様の要望や期待も様々で、また違和感を感じる人もいます。まずは何人も何回も練習することです。そして意見や感想は、どんなことでも聞いて、一人一人・一回一回を大切に、自分で感じたこと考えたことも試したり工夫したりします。自分の足や手や他の体の場所にも練習してみて、施術する指や手の感触や、押した場所に生ずる感覚を確かめてください。
うまくいかなかったり、苦手な人もいます。良い反応が得られなくても、心配や不安や否定的なことが起こっても、とにかく やり続けて、経験と実績を一つ一つ重ねていってください。ストレスを受けてしまうこともあるので、自分もいたわり息抜きや気分転換などをしながらも、お客様から教わる姿勢を保ち続けることが大切です。色々ある中でも続けていると、だんだん慣れてきて、気に入ってくれる人が必ず出てきます。
人の体に触れて会話ができて施術できることが、恵まれたことだと実感できてきます。良い仕事をしているんだと気づいてきます。セラピストとしての技術や知識や感覚が身に付いてきます。そして少しずつ、お客様が感じていることが何となく分かるようになってきます。どうして欲しいのか、どうすると喜んでいただけるのか、体で理解し体得できるようになってきます。直感力が育ってきて、手が自然に動くようになります。
今までの他での経験や知識や技術や仕事なども、色々につながってきて、少しずつオリジナルな施術スタイルができてきます。自分の個性が自覚できなくても、相手が受け取って感覚で教えてくれるので大丈夫です。とにかく色々な人に声を掛けて、宣伝したり施術をしたり、チラシを作ったり、インターネットを利用したり、あれこれやっているうちに自分の中からも外からも、様々なものごとが組み合わさってきます。
講習は順調に進んでいます。暖かさや真心が伝わってくる良い施術が習得できています。これからも、どんどん質問して、練習して、技術と知識と感覚を体得していってください。
静岡県富士市なかつかヒーリングスクール 中司まゆみ/和正
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