アロマオイルリンパマッサージの講習が半分くらいまで進み、うつ伏せ(腹臥位 ふくがい)から始まった実技は、あお向け(仰臥位 ぎょうがい)に入りました。
あお向けでは、足の甲や指・踝(くるぶし)と足首まわり、脚(あし|下腿かたい・膝ひざ・大腿だいたい)、腹部まわりまで講習が進み、これから腕や手・胸の上部(デコルテ)・顔のツボ押しなどを講習していきます。
腕や手の施術は、服を着たままでも、どこでも気軽に施術ができるので、色々な人に声をかけて、多くの人に練習させていただいてください。
実際に施術をすると、人により様々な体の状態があり、同じように施術しても相手の反応が違ったり、同じ人でも時と場合により感じが変わったり、その後の経緯が違ってくることもあります。
他の仕事などと同じく、最初はうまくいかなかったり、良い感想が得られなかったり、良い感想でも本当なのかと疑ったり、色々な心配や不安や迷いが出てきます。
施術を繰り返し、一つ一つの具体的な手応えから、解(ほぐ)れる感じ、緩(ゆる)む感じ、癒(い)やされる感じ、反応や柔軟性の変化など、施術の感覚を養っていってください。
相手の受けた感じが分からなく、どうしたら良いのか心配になったら、相手に聞いて確認することも大切です。意外に、お客様から教えてもらったことが、役に立つことが多いです。
一つ一つの経験の中で、手や指などの感覚が育っていき、相手の心身の状態が触覚などから感じられ、少しずつですが、施術の要領が体得され、体で理解されていきます。
技術や知識は講習で身に付きますが、実地の感覚は繰り返しの施術を通して、そのときどきに少しずつ、自分の独自のものとして感じられてきます。
さらに、相手や自分の反応・動き・変化などに合わせて、対応や施術の流れが組み合わさり展開していきます。そして、療術(セラピー)として熟達していきます。
まずは講習と、より多くの練習を、がんばってください。
静岡県富士市 なかつかヒーリングスクール 中司まゆみ・和正
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